「お尻から足にかけて刺すような激痛で夜も寝れない。どうすればこの辛い痛みから解放されるの。」
椎間板ヘルニアは症状が悪化するとびっくりするぐらいの痛みに襲われて、どうしたらいいのかわからなくなりますよね。
この記事をご覧のあなたは、藁にもすがる思いでネットで検索していたのではないでしょうか。
そんな辛い症状で悩んでいる方のために、激痛で夜も寝れないぐらいの椎間板ヘルニアに対する正しい対処法についてお伝えしていきます。
この記事の目次
椎間板ヘルニアによる辛い腰痛や足の痛みを改善する方法
こんにちは。大阪市住吉区にある椎間板ヘルニア治療院【リーフはりきゅう整体院】
院長の笹原健太郎です。
激痛でも、安静にしていても強い痛みが襲ってくるケースと、動作時に痛みが強くなり安静にしていると楽になるケースとあります。
どちらかによって対処法が違ってくるので、それぞれ説明していきますね。
安静にしていても激痛が襲ってくる場合の対処法
寝ていても激痛が走る、脈打つような痛みに襲われる、腰周りが腫れて熱感がある、温めると痛みが悪化して激痛に襲われる。
このような場合、椎間板ヘルニアだけでなく、腰周りの筋肉や神経が炎症を起こしている可能性があります。
炎症が起こると、傷ついた組織のところに血を送ろうとします。
患部の血流が増加されると血管が広がり周りにある神経が過敏になります。
その結果、激痛に襲われるのです。
この時の対処法として正しいのは、まず痛みが出る中でも一番落ち着く姿勢を見つけることです。
とはいえ、どんな姿勢を取ればいいのかわからないと思うので、以下の姿勢を試してみてください。
●仰向けで膝の下に布団を入れる
腰に一番負担をかけない姿勢が仰向けです。
ただ、膝を伸ばした状態で寝ると腰に負担がかかりやすくなります。
少しでも負担がかからないように、膝の下に布団などを入れて、膝と股関節がやや曲がった状態を作るようにしましょう。
膝と股関節の曲がる角度によって痛みの出方が変わってくるので、布団の高さを調整し痛みが落ち着く角度を探してみてください。
●横向きで膝の間に枕を挟む
仰向けで膝を曲げても激痛が変わらない場合、横向きの姿勢も試してみてください。
横向きに寝て膝を曲げ、枕やタオルを膝の間に挟む。
股関節と膝の曲げる角度を調整し、楽になる姿勢を見つけてみてください。
先ほどお伝えしたように、仰向けの方が腰の負担は少ないですが、その時の状況によって楽になる姿勢は変わってきます。
横向きの姿勢で激痛が少しでも落ち着くなら、その姿勢で安静にするようにしましょう。
安静にして楽になる姿勢がわかったら、その姿勢のまま患部のアイシングをしてください。
炎症が起きている時に最善の対処法が患部をしっかり冷やすアイシングです。
「アイシングは湿布などでもいいですか?」という質問をたまにうけるのですが、湿布ではまったくアイシングの効果はありません。
氷嚢を使う、袋に氷と水を入れるなどのしっかり冷やせるもので、激痛の患部を15分ほどアイシングしてください。
ここで注意してほしいのが、15分以上冷やすと凍傷(冷やし過ぎて皮膚の組織が傷害されてしまう)になる危険性があります。
15分アイシングしたら1時間ほど安静にする。
その後、また15分アイシングするを繰り返し行うようにしましょう。
動作時に痛みがあり、安静にしていると症状が落ち着く場合の対処法
動作の動き始めに強い痛みが走る。
安静にしていると楽になる。
このような場合は、筋肉が硬くなることによって神経を圧迫している可能性があります。
椎間板ヘルニアと診断されても、それだけが原因で激痛や強いしびれが起きているわけではありません。
ヘルニアにより神経が圧迫されると、まず影響を受けるのが筋肉です。
神経の圧迫が続くと、その神経が繋がる筋肉は硬くなってしまいます。
また、椎間板ヘルニアになる人は姿勢が悪いことで筋肉を硬めてしまう人もいます。
これらが重なると、ある時筋肉は「助けてくれ!」と悲鳴をあげます。
これが激痛に繋がるのです。
この場合の対処法として正しいのは、硬くなった筋肉を柔らかくしてあげることです。
それは何かというと、
①お風呂に浸かる
②カイロなどで腰周りやお腹を温める
③痛くない範囲で積極的に動かしていく
などの先ほどのアイシングとは真逆の温める対処法を実践していってほしいのです。
温める→動かす→温める→動かす
これを繰り返していくことで、ドンドン筋肉は柔らかくなっていき、激痛が緩和されていきます。
では、具体的にどのような運動を行っていけばいいのか。
いろいろあるのですが、今回ご紹介する2つの体操を痛みが強くならない範囲で実践してみてください。
●膝倒し運動
●膝抱え運動
お伝えしてきた対処法を実践して、痛みが緩和されてきた場合、原因は筋肉の可能性が高いです。
ただし、痛みが悪化して激痛になる場合は、最初にお伝えした安静にしながらアイシングを実践してください。
そうでなければ、ドンドン温めて身体を動かし、硬くなった筋肉を緩めてあげましょう。
激痛まで悪化した椎間板ヘルニアに対する間違った対処法
この記事をご覧のあなたは、以下のような対処法を受けていませんか?
①ブロック注射
②リリカやトラムセット、ボルタレンなどの薬
③湿布
④マッサージや電気治療
これらは整形外科にいってうける対処法ですよね。
もちろん、これで激痛を抑えるというのは大事なことです。
ただ、勘違いしないでほしいのが、これらが椎間板ヘルニアを根本的に改善している対処法であると思わないことです。
はっきり言うと、椎間板ヘルニアに対してこれらの対処法で改善するというのは間違いなのです。
人間は痛みを出すことで「椎間板や筋肉に負担がかかって大変だから助けて!」と教えてくれています。
つまり、身体からのSOSなのです。
先ほどお伝えした4つの対処法は、椎間板ヘルニアを改善しているのではなく、この身体からのSOSを止めているに過ぎないのです。
「助けてくれ!」と叫んでいる声を無理矢理止めることが、本当に正しい対処法だと思いますか?
もし、炎症が起きているなら、そこまで負担をかけてしまった原因は何なのか。
筋肉の緊張が激痛の原因なら、そこまで硬くしてしまった原因は何なのか。
姿勢なのか?運動不足なのか?
そこを徹底的に突き止めていくのが、正しい対処法なのです。
あまりにも激痛なら注射や薬に頼るのもいいとは思います。
ただそれで改善されるという考え方は間違いであるということは忘れないでくださいね。
まとめ
椎間板ヘルニアの症状が悪化した際の対処法についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
同じ激痛でも、痛みを悪化させている原因は違う可能性があります。
安静にしていても激痛が出るなら、炎症の可能性があるので、楽な姿勢を探してアイシングをしてみる。
動き始めに強い痛みが走る、安静にすると楽になるなら筋肉を柔らかくする対処法を行なってみる。
温めたり動かしりして激痛になるなら、アイシングして安静にする。
このように、その時の痛みの出方に応じて、対処を行うようにしてください。
ここで整形外科に行って注射や薬、湿布、リハビリを受けて痛みを落ち着かせるのは間違いではありません。
ただし、これらの対処法は根本的な解決には何一つなっていない。
そのことだけは忘れないでください。
激痛まで悪化した椎間板ヘルニアの原因を作り出したのは、あなた自身ですよ。
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