テニスボールを使って膝の痛みを解消できる!
テレビや雑誌などでも度々紹介されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
テニスボールをうまく使うことで、膝の痛みは確かに解消されます。
しかし、正しいやり方について知っておかないと良くならないどころか、逆に悪化させてしまう可能性もあります。
そこで、この記事では、正しいテニスボールの使い方と、痛みが解消される理由、実践する上で注意すべき点について詳しくお伝えしていきます。
この記事の目次
テニスボールの使い方
大阪市住吉区にある膝の痛み治療院【リーフはりきゅう整体院】
院長の笹原健太郎です。
膝の痛みには原因となる筋肉があります。
この筋肉が硬くなることで膝の痛みを悪化しているケースが多々あります。
そこで、使って欲しいのが「テニスボール」です。
テニスボールをうまく使うことで、膝の痛みに関係のある筋肉の緊張を緩和することができます。
膝の痛みに関係のある筋肉が3つあるので、今からそれぞれの筋肉を緩める方法についてお伝えしていきます。
細かいやり方を知りたい方や、3つのやり方をまとめて知りたい方は、下の動画で解説していますので、こちらをご覧ください。
太もも前面(大腿四頭筋)の緊張を取る方法
太ももの筋肉は内側と外側に分かれるので、それぞれ分けて行うようにしてください。
【内側の筋肉の緊張を取るやり方の手順】
①椅子に座り膝のお皿の上にテニスボールを痛気持ちいぐらいの圧で押さえつけます。
②そのまま内側にボールを転がしてください(この時ゴロゴロしたりして刺激しすぎないようにしましょう)
③「膝の上→内側に転がす→元の位置に戻す」を同じ部位で6回行いましょう。
④6回終わったらボール1個分上にズラして同じ要領で行ってください。
⑤これを股関節のつけ根まで行うようにしましょう。
内側が終わったら次は同じ要領で、膝の中央から外側にかけて行うようにしましょう。
「外側は痛くてないですけど、した方がいいんですか?」
などと質問をいただくことがありますが、必ず実践するようにしてください。
膝の痛みがある人は、内側に痛みが出ていても外側の筋肉が張っている人がほとんどです。
外側を緩めることで内側の痛みが解消されるケースも多いので、外側側の筋肉もテニスボールでしっかり緩めるようにしましょう。
股関節のつけ根(腸腰筋)の緊張を取る方法
膝が痛くて曲がらないというときは、股関節のつけ根につく「腸腰筋」という筋肉が関係していることが多いです。
腸腰筋は背骨の際につくので、腰回りでは触れることが難しいのですが、股関節のつけ根あたりで前側の表面に出てきます。
ここをテニスボールで緩めることで腸腰筋の緊張を取ることができます。
では、具体的のやり方についてお伝えしていきます。
【やり方の手順】
①椅子に浅く座り、上体を後ろに倒して股関節の前がやや伸びた状態にします。
②その姿勢のまま骨盤の前にある骨の出っ張りの内側に痛気持ちいぐらいの刺激でテニスボールを当てます。
③そのままボールを下に転がします。
④上下に6回テニスボールを転がすようにしましょう。
⑤終わったらテニスボール1個分内側に移動させ、同じ要領で筋肉を刺激します。
これを内側の際まで行うようにしましょう。
膝裏の筋肉(膝窩筋)の緊張を取る方法
膝が痛くて伸ばせないなどは、膝の裏にある膝窩筋の影響が出ている可能性があります。
以下の手順で膝窩筋を緩めるようにしましょう。
【やり方の手順】
①仰向けに寝て膝の裏にテニスボールを挟んで膝を曲げます。
②そのまま両手で膝を抱え、自分の体に引き寄せて痛気持ちいところで止めてください。
③そのまま20秒間静止して膝の裏の筋肉の緊張を緩めていきます。
④終わったら反対の膝も痛気持ちいところで20秒間静止してください。
⑤これを交互に左右3セットずつ行いましょう。
【注意】やる上で絶対に守って欲しい4つのポイント
●ポイント①
膝周りに腫れや熱感がある場合は無理に行わないようにしてください。
●ポイント②
強くしすぎると逆に膝の痛みが悪化してしまうことがあります。
痛気持ちいぐらいの強さが1番効果的なので、無理にゴリゴリ強く筋肉を刺激するのは絶対にやめてくだ。
●ポイント③
筋肉が緩んでいるお風呂上がりなどに行う方が痛みが悪化するリストを減らせる上に効果が出やすいです。
●ポイント④
一日に何回も行うと刺激過多で悪化することがあります。
多くても5回までにして、それ以上は無理に行わないようにしましょう。
なぜ、テニスボールで刺激すると膝の痛みが解消されるのか?
「変形性膝関節症や半月板損傷などを起こしていたら、原因が関節内なので膝の痛みが改善されることはないのではないですか?」
このような質問を受けることがありますが、実は変形性膝関節症や半月板損傷と診断されていても痛みが改善されるケースは多いです。
これはなぜかと言うと、関節内の変形などで痛みが出ている人よりも、膝周りの筋肉が硬くなって膝の痛みが悪化している人の割合の方が多いからです。
「膝の痛み=変形」と思われがちですが、比例しないことが多く、実際に関節内の変形はしているのに膝の痛みは出ていないという方も多くおられます。
テニスボールは筋肉の緊張を取る上では適度な刺激になります。
膝周りの筋肉が硬くならないようにテニスボールなどを使って緩めてあげる。
「筋肉を緩めるだけで?」と思われる方がおられますが、これだけで膝の痛みが解消されるケースは多いんですよ。
まとめ
テニスボールは程よい硬さなので、筋肉の硬さを緩めるのにはもってこいです。
整形外科や整骨院に通うより、テニスボールで痛みが改善されたら安いものですよね(笑)
膝の痛みに関係のある3つの筋肉
①太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)
②股関節のつけ根の筋肉(腸腰筋)
③膝の裏の筋肉(膝窩筋)
これらを今日お伝えした方法で緩めてみてください。
●歩きやすくなった!
●立ち上がりの膝の痛みが解消された!
などの変化が少しでもあれば効果が出ている証拠なので、継続してテニスボールを使った方法を実践してください。
ただし、膝が腫れて熱感があるなど炎症の症状が出ている場合や、ゴリゴリと強い刺激を与えると症状が悪化するケースがあります。
症状が悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
また、今回お伝えしたテニスボールを使った方法を実践しても膝の痛みが解消しない場合、症状が悪化している可能性があります。
そのときは自分で何とかしようもせず、膝の痛みを専門で見ている先生を頼るようにしてください。
専門の先生に見てもらうのが、膝の痛みを解消する1番の近道ですよ。
追伸
大阪にあるリーフはりきゅう整体院に膝の痛みを抱えた方が多く来院されます。
その時にいつも感じることが、膝の痛みが治らない原因を知らない方があまりにも多いということです。
痛みには必ず原因があり、その原因に対して正しい対処ができれば痛みは解消されるのです。
しかし、整形外科や保険適応の整骨院では、膝の痛みが治らない原因に対しての説明までしっかりしてもらえないのが現状です。
私はそういった方々を1人でも多く救ってあげたい。
そういう想いで、LINEにて個別で相談を受け付けております。
また、少しでも正しい情報を伝えるために、健康情報を無料で定期的に配信しています。
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