椎間板ヘルニアでお困りの方で辛い症状を治したくてマッサージを受けておられませんか?
マッサージは筋肉の緊張をとる手技のひとつで、痛みを取るには有効な手段です。
しかし、当院に初めて来院されたヘルニアの患者様からよくこういう言葉を耳にします。
「椎間板ヘルニアを治したくてマッサージを受けていたのですが、良くなるどころか逆に悪化してしまいました。」
「治ると思ってマッサージを受けていたのにひどくなるなんて、、もうどうすれば治るかわからないです。。」
もちろんマッサージに限らず整体も間違って行うと逆に悪化してしまうことがあります。
しかし、マッサージにしても整体にしても正しく手技を行えば症状を改善できる大変有効な手段です。
この記事では椎間板ヘルニアの症状にはどのようなマッサージが有効なのか。
逆にどのようなマッサージが逆効果になってしまうのか。
マッサージを受ける前にみなさんに考えて欲しいは重要なポイントは何なのか。
これらについて詳しく説明していきます。
この記事の目次
適度なマッサージは筋肉の緊張を取るには効果的
こんにちは。大阪市住吉区にある椎間板ヘルニア治療院【リーフはりきゅう整体院】
院長の笹原健太郎です。
この記事のタイトルだけみると、マッサージは良くないという記事だと思われたかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
椎間板ヘルニアの症状でお困りの方は必ずどこかの筋肉や筋膜(筋肉を包んでいる膜)に緊張があります。
その緊張を取るのに的確なマッサージを行えば、緊張は緩和され辛い症状の改善につながります。
なので、椎間板ヘルニアにマッサージは有効な手段であるということをまず頭に入れておいていただければなと思います。
どのようなマッサージがヘルニアには逆効果なのか?
では、どのようなマッサージがヘルニアの症状には逆効果になってしまうのか?
大きな3つの原因があるので今から詳しくお伝えしていきます。
①マッサージがきつい
ここが身体についてしらない素人の方が陥りやすい一番のポイントです。
マッサージはきつければきついほど効果があると思われていませんか?
特に椎間板ヘルニアは症状がきつく出ることが多く、強いマッサージでないと効果がないと思われている方がおられます。
しかし、実際は反対で、強いマッサージは症状を悪化させてしまうことが多々あります。
ヘルニアの症状がひどく出ている時は、それに比例するように筋肉や筋膜の緊張が強く出ています。
そのため、強い刺激を与えると身体を守ろうとして余計に筋肉が緊張してしまいます。
つまり、筋肉をほぐす為にするはずのマッサージがきついマッサージをすることで反対にドンドン筋肉を緊張させてしまうのです。
ヘルニアを治したいと思って受けているのに逆効果になったら何をしているのかわからないですよね。
もし、筋肉の緊張をとるためのマッサージを受けるならば、あまりきついマッサージをしない店舗を選ぶようにしましょう。
②ヘルニアの原因となる筋肉にマッサージできていない
2つ目の理由が椎間板ヘルニアの症状を引き起こす原因の筋肉にマッサージができていない可能性です。
他の記事でもお伝えしているのですが、今ある腰痛や足の痺れはヘルニアだけが原因とは限りません。
特に筋肉や筋膜の緊張は症状を悪化させる要因になりやすいです。
この緊張している筋肉は今症状がでている腰や足だと思う方が多いのですが、そんなことはありません。
実はヘルニアの原因となる筋肉は症状を感じない意外な部分であることが多いです。
プロの治療家ならそこを的確に見つけてマッサージで緩めたりするのですが、実はほとんどの整骨院や整形外科などでは痛いところを中心にマッサージや電気をしたりします。
つまり、ほとんどのマッサージを行うところは、痛いところだけをマッサージする対処療法がほとんどで、そのヘルニアの痛みを引き起こす根本の原因にアプローチできていない可能性が高いです。
本気で椎間板ヘルニアを治したいならば、原因について詳しく説明してくれる根本から治療してくれる院を選ぶようにしましょう。
痛いところをいくらマッサージされても根本の解決にはなりませんよ。
③無資格者がむやみやたらに行うマッサージを受けている
あなたはヘルニアの症状を◯◯分◯◯円のマッサージ屋さんに行って治そうとしていませんか?
もちろんリラクゼーションとして受けに行く分には全然問題ありません。
しかし、リラクゼーションと治療はまったく別物です。
◯◯分◯◯円のところは特にリラクゼーションがメインなので、無資格の施術者がいるのも事実です。
椎間板ヘルニアは腰痛というくくりの中でもひどい状態に含まれます。
それを無資格の施術者に任せるのはあまりにもリスクだ高いです。
椎間板ヘルニアをしっかり治したいならば、ネットなどでしっかり調べて資格をちゃんと持っているなどの情報発信をしっかり行っている治療院をみつけましょう。
椎間板ヘルニアのマッサージ以外の対処法
椎間板ヘルニアでひどい症状が出ると、早く辛い症状から解放されたいのではってでもマッサージを受けにいこうとされる方がおられます。
もちろん気持ちはわかりますが、あまりに炎症がきつい状態の場合はまず「安静」にすることが一番の対処法です。
安静もまずいろいろな姿勢を試してみてください。
すると、その人によって楽に感じるポジションが必ずあります。(あまりに重症化している時はどのポジションも痛いことがあります)
楽に感じるポジションでいることが一番自然治癒力が高まり、症状を早く抑えてくれます。
歩けないほどの痛みに襲われた場合はまず楽なポジションで安静にし、熱感や腫がある場合はアイシングでしっかり冷やして炎症を抑えるようにしましょう。
そのような状況で間違っても慰安目的のマッサージ店には行かないでくださいね。
逆効果でとんでもないことになってしまいますよ。。
マッサージに頼るのではなく、自分でできることをみつけましょう
椎間板ヘルニアに限らず、辛い症状があるとどうしてもマッサージなどに頼りたくなりますよね。
もちろん1人で悩むより治療院に頼ってヘルニアを治していくほうが絶対にいいです。
しかし、間違って欲しくないのがマッサージや整体などに頼りすぎないで欲しいということです。
治療することで症状を改善することはできます。
ただ、いくら治療家が良くしても痛みを引き起こした生活習慣を変えなければ、必ずまたヘルニアの症状がぶり返してしまいます。
なので、治療で良くしてもらいながらも、以下の2つのことは最低限変えていきましょう。
①生活習慣を変える
生活習慣の見直しはひどくなる前から必ず行ってほしいです。
例えば、床にある重い荷物を持ち上げるときに、前かがみで持ち上げると腰への負担がかかってしまいます。
なので、膝を曲げて背中を伸ばして持ち上げるように習慣づけるようにしましょう。
椎間板ヘルニアは前かがみの姿勢で一番負担がかかると言われています。
日常の中で前かがみを無意識にする習慣がないか。
今一度見つめ直してみましょう。
②今までの姿勢を変える
次に大事なのが普段の姿勢です。
とくに椎間板は座っている姿勢の時に一番負担がかかると言われています。
背もたれに寄りかかるようにダランと座る、常に前かがみで座るクセがある方は椎間板に負担をかけている可能性があります。
背もたれを使わずに浅く座って背筋を伸ばす、前かがみになるべくならないようにするなどの日常よくやっていた習慣を見つめ直すようにしましょう。
まとめ
椎間板ヘルニアでマッサージを受けていた方、もしくは受けようとしていた方の参考になったでしょうか?
冒頭でもお伝えしましたが、椎間板ヘルニアの治療にマッサージは有効な手段です。
しかし、間違ったマッサージをすると逆効果になるということを、ぜひ覚えておいてくださいね。
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