膝の痛みでお困りの方はこのような経験がないですか?
膝が痛むとふくらはぎが張って、足がむくんでいることが多い
ふくらはぎの張りで足が動かしにくい
立っているとふくらはぎがすぐ張る
「先生、膝の痛みが出てからふくらはぎが張るし、むくみも出てきたんです。これは何でなんですかね?」
当院に来られている患者さんにもこのような質問を受けることがあります。
膝の痛みが出ているのに、なぜふくらはぎに張りがでるの?
と思われるかもしれませんが、実は膝の痛みとふくらはぎはかなり関係があります。
そんなお悩みを抱えた方のために、ふくらはぎに張りやむくみを感じる原因と、5つの解消法について、このブログで詳しくお伝えしていきます。
この記事の目次
なぜ、膝の痛みがあるとふくらはぎの筋肉が張ってむくんでくるの?
こんにちは。大阪市住吉区にある膝の痛み治療院【リーフはりきゅう整体院】
院長の笹原健太郎です。
いつも多くの方々にブログをご覧になっていただき、本当にありがとうございます。
あなたは膝の痛みになる姿勢をご存知ですか?
ふくらはぎの張りやむくみを感じる人は以下の右側の姿勢になっていることが多いです。
この時に見てほしいのが、縦の赤線です。
左側の姿勢に比べて足の前に赤線がきてるのがお分かりになると思います。
この赤線が前にあるということは、体重を無意識で前々のつま先側にかけていることになります。
体重が前に移動すると、骨盤が自然と前に傾き、股関節が内側を向いてしまいます。すると、膝の外側に負担がかかりやすくなり、膝の痛みにつながります。
また、つま先に体重が偏ると、自然とふくらはぎの筋肉が前に倒れないように「ブレーキ」をかけます。
このブレーキをずっとかけた状態でいるとふくらはぎの筋肉が疲れ切ってしまいます。
これがいわゆる「ふくらはぎの筋肉がパンパン」な状態を産んでしまうのです。
このような状態が続くと、今度は足の血液の循環が悪くなります。
するとどうなるか、もうお分かりですよね。
「ふくらはぎの張りやむくみ」ができてしまうのです。
【膝の痛みやむくみの原因】足の裏にかかる重心の位置
まず無意識でその場で立ってみてください。
足の裏のどこに一番体重が乗っていますか?
普段から意識していることは少ないと思うので、これを気に一度立つ姿勢を意識してみましょう。
どうですか?
つま先に体重がのっていませんか?
つま先に体重が乗れば乗るほど、体をふくらはぎの筋肉で支えないといけなくなります。
上の図が正しい姿勢の図です。
内くるぶしの下に自分の体重が乗り、膝、骨盤、肩、耳を結んだ線が真っ直ぐになるのが正しい重心の位置です。
膝の痛みでふくらはぎがパンパンな方は、足の重心の位置を内くるぶしあたりに意識してみてください。
かなり後ろに感じて、倒れそうになりませんか?
そのように感じる方は、普段無意識で体重をつま先に乗せている可能性が高いです。
その姿勢が、膝の痛みにつながり、ふくらはぎの張りやむくみの原因となっているのです。
ふくらはぎの張りやむくみを解消する5つの方法
膝の痛みとふくらはぎの関連性についてお伝えしてきましたが、ご理解いただけましたか?
では次にどうすれば痛みを解消し、ふくらはぎの張りやむくみを改善することができるのか。
今からその5つの方法をお伝えしていきます。
パンパンに硬くなった筋肉を緩めてあげる
原因のところでもお伝えしましたか、張りやむくみが出ているときは、ふくらはぎの筋肉が張ってパンパンに硬くなっています。
この状態のまま放っておくと、いつまでたっても症状が改善されません。
ただ、ここでマッサージなどを受ける方がおられるのですが、強いマッサージは筋肉を逆に硬めてしまうことがあります。
もちろん、専門的な知識があってマッサージをしてくれる先生ならいいのですが、中には国家資格などを持ってないのにマッサージしている先生もいます。
そのような硬くするリスクが少なく緩められる方法がストレッチです。
お風呂にしっかり浸った後にふくらはぎのストレッチをするとさらに効果があるので、ぜひ実践してみてください!
詳しいやり方は下の動画で説明しています。
適度な運動
ふくらはぎが張りが増すのは筋肉の使いすぎだけではありません。
運動不足など逆に筋肉を使わない人もふくらはぎが硬くなります。
特にデスクワークで座っている時間が長い方や、家のソファーでゴロゴロ座りっぱなしの人などは運動不足で硬くなりやすいです。
ちなみにプールでの運動は重力が働かないので、ふくらはぎの筋肉はほとんど使っていません。
陸上でのウォーキングなどで適度にふくらはぎの筋肉を使うようにしましょう!
食生活や睡眠など、日常生活の見直し
血液の流れが悪くなる要因に、食生活や睡眠の乱れなども大きく関係します。
塩分の取り過ぎはむくみにつながりやすく、炭水化物の取り過ぎは血流を悪くしてしまいます。
寝不足も自律(じりつ)神経を乱してしまい、その結果血流を悪くしてしまいます。
栄養バランスを整え、睡眠をしっかり取る。
このような日常生活の見直しも、ふくらはぎの張りやむくみを解消する上で重要になってきます。
お風呂にしっかり浸かる
最近はしっかりお風呂に浸からずシャワーで済ませてしまう人が多いですよね。
ふくらはぎの張りやむくみを感じる時は、シャワーだけでなく、なるべく入浴するようにしましょう。
お風呂に浸かると水圧がかかり、足に溜まった血液を流してくれたりリンパの流れを良くしてくれます。
これはシャワーだけでは得られない効果です。
また、血管がしっかり広がるので、身体の芯まで温まることができます。
お風呂にしっかり浸かり、硬くなったふくらはぎの筋肉を緩めるようにしていきましょう。
立つ姿勢を正しくする
最後にお伝えする改善方法が「立つ姿勢」で、ここを改善しなければ、いくら上記の方法を実践しても膝の痛みやふくらはぎの張り、むくみは繰り返し出てきてしまいます。
先ほどもお伝えしましたが、このような症状が出る原因は重心がつま先側にかかっているからです。
上の図は足の骨を横から見た図になります。
上にある縦に長い白い骨の上に体重を乗せるのが正常な立ち方になります。
しかし、膝の痛みやふくらはぎの張りを感じる方は、この骨より前に体重をかけています。
大事なのはこの縦長にある白い骨の下にある「くるぶし」を意識して立つことです。
くるぶしの方に体重を乗せると最初は後ろに倒れそうになります。
しかし、頑張って練習すれば、自然とくるぶしに体重を乗せて立てるようになってきます。
ぜひ練習していただき、膝やふくらはぎの筋肉に負担をかけず立てるようにしていきましょう!
まとめ
原因や対処法について詳しくお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
今回の内容をまとめると、
①膝の痛みとふくらはぎの張りの原因は姿勢が関係している。
②体重をつま先側にかけてしまうと、膝の痛みやふくらはぎの張り、むくみが出やすくなる
③対処法として、お風呂に浸かったりストレッチしたりして、硬くなったふくらはぎの筋肉を緩めてあげる。
他にもバランスの取れた食生活や睡眠不足の解消、適度な運動なども大事である。
④最後に立ち方を変えなければ、いくらふくらはぎを緩めても良くならないので、くるぶしの上で立つ練習をしていく
以上になります。
ぜひ、今日から対処法を実践していただき、膝の痛みとふくらはぎの張りを自分で解消していきましょう!
追伸
どこに行っても良くならない膝の痛みで困っている。
早く膝の痛みやふくらはぎの張り、むくみを解消したい!
そんな方はぜひリーフはりきゅう整体院へお越しください。