世界中で行われているストレッチ。
ボブ、アンダーソンという方がストレッチという手法を発表して40年前になるそうです。
ストレッチの目的は、しつこい膝の痛みや腰痛の改善、けがの予防、スポーツ時のパフォーマンスアップなど様々です。
ただ、ストレッチも正しい知識を持ち、実践していかないと腰痛、膝の痛みの改善にはつながってきません。
このブログで正しい知識を身に付けて頂き、腰痛、膝の痛みに効くストレッチを実践していただければと思います。
この記事の目次
しつこい膝の痛み、腰痛改善のための正しいストレッチについて
Q ストレッチを行うときの適正時間は?
ストレッチにかける時間は一般的に30秒と言われています。
ただし、厳密に言うと筋肉のボリュームによって最適な時間は異なってきます。
太ももの前後などのボリュームの大きい筋肉はある程度時間をかけてゆっくり伸ばす必要があります。
しかし、上半身の筋肉はボリュームが少なく、特に肩まわりの筋肉は伸ばしすぎると逆に違和感を感じてしまいます。
肩の筋肉は15秒程度が適正時間と考えてください。
あと、腰痛、肩こりなど症状がある場合は、時間が長すぎると逆に痛めてしまうことがあります。
症状が悪化しない範囲でストレッチを行うようにしてください。
Q タイミングはいつやるのが効果的なのか?
ストレッチを行う上で最も望ましいタイミングは入浴後など筋肉が温まってリラックスしている時です。
筋肉の温度が高く血流が多い、筋肉が伸びやすいこのタイミングはストレッチの「ゴールデンタイム」と言ってもいいでしょう。
一方、避けた方がいいのは食後30分以内。理由は筋肉の血流量が増す分、胃腸の血流量が減るため、消化に影響する可能性があるからです。
腰痛、肩こりなどの症状がある方は、筋肉が硬い状態の朝などよりは、筋肉が柔らかい状態の入浴後になるべく行うことをお勧めしております。
Q 腰痛、膝の痛みなど痛みがあるときはストレッチはしてはダメ?
腰痛、膝の痛み。
こうした痛みがある時は休息して体を休めるべき、というのは間違いです。
使わなければ筋肉は確実に衰えていきます。
腰痛、膝の痛みがあるからと言って筋肉や関節をじっとしていると、運動機能や柔軟性は右肩下がりになっていくのです。
こうした意味からも、運動の中でも最も負荷の少ないストレッチで少しでも筋肉や関節に刺激を与えるのは、とても重要です。
腰痛、膝の痛みでお困りの方は安静にしすぎず、動かせる範囲で動かすようにしてください。
Q 呼吸はどうしたらいいの?
息を止めた状態では筋肉に無意識に力が入ってしまいます。
せっかくストレッチを行っても、十分な効果が得られません。
ストレッチを行う時は、自然呼吸を止めないようしましょう。
フーっと深い息を吐かないと筋肉が伸びなかったり、息を止めてしまうという時は、負荷をかけすぎている可能性があります。
息を深く吐かないとストレッチができない場合は伸ばしすぎ。
最初から最後まで自然な呼吸を続けることが重要です。
いかがでしたか?
ストレッチの正しい知識を身に付けていただき、あなたの腰痛、膝の痛み、凝りの改善にぜひ役立ててください。