椎間板ヘルニアを解消する時に大事なことは何だと思いますか?
「筋肉を鍛える」「仕事でコルセットをする」
整形外科や整骨院に行くといろいろ言われるので、「何がいいのかわからない」という方が多いのではないでしょうか。
実は、ヘルニアは筋肉鍛えたりコルセット巻いたりする前に「座り方」を変えることで解消されるケースが多いのです。
この記事では、椎間板ヘルニアを解消する正しい座り方と、なぜ座り方が重要なのかについて詳しくお伝えしていきます。
この記事の目次
椎間板ヘルニアと診断された人の正しい座り方
こんにちは。大阪市住吉区にある椎間板ヘルニア治療院【リーフはりきゅう整体院】正しい座り方の前に、まず悪化させる座り方についてお伝えしていきます。
あなたはよくこのような姿勢で座っている方を見かけないですか?
電車とかでこの姿勢のままスマホを見ていたりとか、、この記事をご覧のあなたもそうではないでしょうか?
先ほどの写真の姿勢だと、椎間板の前側で強い圧迫がかかり、椎間板は後ろに飛び出やすくなります。
上の写真は背骨(白い部分)と椎間板(肌色の部分で赤い部分が飛び出した椎間板)の模型なのですが、ヘルニアは赤い部分のように後ろ側に飛び出してしまいます。
つまり、座っている姿勢が悪いだけで、椎間板ヘルニアを悪化させてしまうのです。
では、どのような姿勢が正しい座る方なのか。
詳しくはまず下の動画をご覧ください。
正しく座るためのポイント
イスに座ったときに、手のひらをイスとお尻の間に入れてみてください。その時に、左右1個ずつポコッと飛び出た骨を感じることができると思います。
その骨を「座骨」と言います。
座骨、まさに座(る)骨ですね!
座っているときに座骨がイスにしっかり当たっている状態が『骨盤が立った』状態、つまり正しい座り方になります。
座ったときに体を前後に揺らしてみると、座骨がイスにしっかり当たるポイントがあると思います。
ダラ~っと座ると腰が丸まり座骨はイスに当たりません。
また、腰を反りすぎても座骨はイスに当たりません。
しっかり座骨が左右均等にイスに当たる位置を意識して座ってみてください。
自然と背筋がスッと伸び、上半身の重みが軽く感じるのではないでしょうか。
これが良い姿勢で座れている状態なので、普段から意識してみてくださいね。
ポイントはお腹を少しへこますことで腹圧が高まり、背筋を上に伸ばしてくれる役目があります。
この座り方を意識するだけで体幹の筋トレにもなるので、ぜひ動画を参考にしながら実践してみてください。
なぜ、座り方が悪いと椎間板ヘルニアは悪化するのか
普段このような姿勢で座っていませんか?
「こんな感じで座ってる方が楽なんで、この方が腰には楽なんじゃないんですか?」
このように言われることがあるのですが、これは間違いです。
上の写真の姿勢で座っていると、どれぐらいの負荷がかかっているかわかりますか?
実は座ったまま前屈すると、腰には185kgの負担がかかると言われています。
この姿勢で物を持つと275kgの負荷になります。
仰向けで腰にかかる負荷が20kgなので、どれだけの負荷がかかるのかお分かりになりましたか。
これだけの負荷を毎日かけていたら、椎間板ヘルニアが悪化するのも無理はないですよね。
椎間板に負担をかけなければ、ヘルニアは3ヶ月で自然と解消される
椎間板ヘルニアは今だに不治の病と思われていますが、そんなことはありません。
上の写真はマクロファージという免疫の細胞です。
椎間板ヘルニアは正常の位置よりも飛び出してしまうため、飛び出した部分は異物として体が判断します。
すると、人間は異物を排除しようとして免疫反応を起こします。
その時に活躍するのが、このマクロファージです。
マクロファージは飛び出した椎間板を食べてくれます。
ちなみに椎間板は飛び出す量が多い方が治りにくいと思われがちですが、実はそれも間違いです。
椎間板は飛び出す量が多いほど、異物と判断しやすくなるので、早くマクロファージが食べてくれるのです。
このようなことから、椎間板ヘルニアは手術をしなくても、マクロファージのおかげで2、3ヶ月もすれば自然と改善されるのです。
椎間板にかかる負担を減らさない限り、椎間板ヘルニアが解消されることはない
先ほどお伝えしたように、椎間板ヘルニアは体の免疫反応で自然と改善されていきます。
しかし、いくら吸収されるとはいえ、椎間板に負担のかかる姿勢が変わらなければ、いつまでも改善されることはありません。
椎間板ヘルニアの手術をしても再発する人が多いのはこういった理由からです。
椎間板に負担をかける姿勢で一番考えられるのがやはり座る姿勢です。
特に近年、デスクワークで座っている時間が長い人が多いです。
- 長時間座っていると腰がダルくなってくる。
- 座っていて立つ時に腰に痛みがある。
- 座っていると足が痺れてくる。
このような場合は座り方が悪い可能性があります。
序盤でお伝えした「正しい座り方」を参考にしながら、普段の座り方を見つめ直すようにしましょう。
まとめ
椎間板ヘルニアを解消する正しい座り方についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
意外かもしれませんが、椎間板に負担をかける一番の姿勢は座っている時です。
前屈の姿勢で座っている時は仰向けで寝ている時の10倍。
座ったまま荷物を持つと14倍の負担がかかると言われています。
つまり、座り方が悪いと、毎日毎日腰に負担をかけ続けることになります。
その結果、いつまでたってもヘルニアは改善されず、それどころが悪化させてしまうのです。
骨盤を立てて正しい座り方で座る。
ポイントは、椅子とお尻の間に手を入れると触れることができる、「坐骨」という骨で座ることです。
坐骨で座るのと、座らないのとでは、腰にかかる負担は全然違ってきます。
今日からでも実践して、あなたの椎間板ヘルニア解消に役立てていただければ幸いです。
追記
大阪にあるリーフはりきゅう整体院には椎間板ヘルニアを抱えた方が多く来院されます。
その時にいつも感じることが、椎間板ヘルニアが治らない原因を知らない方があまりにも多いということです。
痛みには必ず原因があり、その原因に対して正しい対処ができれば痛みは解消されるのです。
しかし、整形外科や保険適応の整骨院では、椎間板ヘルニアが治らない原因に対しての説明までしっかりしてもらえないのが現状です。
私はそういった方々を1人でも多く救ってあげたい。
そういう想いで、LINEにて個別で相談を受け付けております。
また、少しでも正しい情報を伝えるために、健康情報を無料で定期的に配信しています。
椎間板ヘルニアが治らない原因を教えて欲しい
自分の体の状態を椎間板ヘルニアの専門家に相談したい
体に対する正しい情報を知りたい
そういった方はぜび、
LINEにご登録ください↓