膝の痛みは涼しくなってくる秋〜冬にかけて痛みが出るかたが増えてきます。
膝などの関節は冷えに弱く、少し冷やしただけでも膝の痛みを悪化させてしまう人もいます。
そんな冷えて悪化した膝の痛みに効果的なのが、そう「お灸」です。
人間には身体中に多くのツボがあり、その中でも膝の痛みに効果があるツボがいくつかあります。
この記事では膝の痛みを専門にみている当院がオススメする5つのツボをお伝えさせてもらいます。
お灸は薬局やドラッグストアなどで、簡単にできるお灸が売っています。
膝の痛みでお困りの方はぜひお灸を購入していただき、この記事でお伝えするツボにすえてみてください。
この記事の目次
膝の痛みでお灸をすえるべき5つのツボ

今から膝の痛みに効果がある5つのツボをご紹介させてもらいます。
騙されたと思って一度すえてみてください。
① 陰陵泉(インリョウセン)
【ツボの取り方】
膝の内側で、内くるぶしから骨の際を親指で上に滑らせます。
膝に近づいてくると自然と指がとまるところがあり、そこが陰陵泉のツボになります。
【このツボにお灸をすえると】
陰陵泉は治水穴(水が溜まるような症状を改善するツボ)として有名で、膝に水が溜まる、腫れぼったい感じなどの症状に対してお灸をすえると効果があります。
② 鶴頂(カクチョウ)
【ツボの取り方】
膝のお皿の上の際にあるツボです。
【このツボにお灸をすえると】
お灸をすえる時のポイントは、膝を曲げた状態ですえてあげると効果的です。
お皿の上は膝に水が溜まると腫れるところなので、ここにすえてあげると膝の腫れが軽減し、曲げ伸ばしがしやすくなります。
③ 曲泉(キョクセン)
【ツボの取り方】
膝を曲げると内側に横シワができます。
その先端のへこんだところがツボです。
【このツボにお灸をすえると】
ちょうどこのツボのところが、関節の隙間にあたります。
なので、変形性膝関節症による内側の痛みや、曲げ伸ばしでの痛みに効果があります。
④ 内膝眼•外膝眼(ナイシツガン•ガイシツガン)
【ツボの取り方】
床に座り膝を立てます。
すると膝のお皿の下にくぼみができます。
内側のくぼみが「内膝眼」
外側のくぼみが「外膝眼」です。
【このツボにお灸をすえると】
太ももの緊張がありお皿の動きが悪いと、お皿の下の際で痛みがでやすくなります。
太ももの緊張をとるために「鶴頂」のツボとセットでお灸すると効果的です。
⑤ 陽陵泉(ヨウリョウセン)
【ツボの取り方】
膝の外側のやや下に腓骨頭という出っ張った骨があります。
その骨の前下方の際にこのツボはあります。
【このツボにお灸をすえると】
膝の痛みがある方は、まっすぐ歩けずに横に揺れながら歩いている方が多いです。
その歩き方が続くと、膝の外側が緊張しそれが膝の痛みに繋がってきます。
陽陵泉はこの外側の緊張を緩和してくれるツボで、それにより膝の痛みを解消してくれます。
お灸をすえる時のポイントと注意点
5つのツボについてはご理解いただけましたか?
では、実際にお灸をすえてもらいたいのですが、いくつかのポイントと注意点があるので、こちらを見てからすえるようにしてください。
【ポイント】もぐさではなく、市販のせんねんきゃうを使用してください
お灸と聞くともぐさを使って皮膚が火傷するまでするものだと思っている方が多いのですが、そこまでする必要はありません。
温かいと感じるぐらいで充分と効果は出ます。
薬局などでせんねん灸という商品名で売っていますので、そちらを使用するようにしてください。
箱が赤色、緑色、青色とあるのですが、初心者の方は緑色の箱が一番優しめの熱さになるので、そちらを使用するようにしましょう。
慣れてきたら赤色、青色の順で熱さがしっかりと伝わるので、そちらに変えてみてもらってもいいです。
ただ、熱いから効果があるというんけではないので、自分が心地いいと感じる熱さのせんねん灸を選ぶようにしましょう。
【注意点】やりすぎると火傷やのぼせたりする可能性もあります
お灸は鍼やマッサージなどに比べて副作用が少なく効果的なのですが、やりすぎると副作用が出ることがあります。
お灸の副作用として有名なのが、灸あたりといってのぼせるような症状が起きることがあります。
効果が出ると膝周りに何十個もしてしまう方がおられますが、灸あたりで逆に膝の痛みが悪化してしまうことがあります。
また、糖尿病をお持ちの方は、お灸による火傷がしやすくなります。
市販のお灸は熱いと場所をずらすことができるので、少しずつズラしながら火傷のないようにすえていただければと思います。
なぜ?ツボにお灸をすると膝の痛みに効果があるの?
お灸は個人差はありますが、本当に効果のある治療法です。
ただ、なぜこんな温かいだけのお灸が効くのか疑問に思いますよね。
そこで、お灸をツボにすえることで効果のある理由についてお伝えしていきます。
お灸は古くから伝わる自然療法として親しまれてきました。
なぜ長い間、衰退せずに受け継がれてきたのかというと、お灸が身体に「効く」からです。
人間は痛めた部位を修復する際に「血」がしっかり巡ることで治るようにできています。
ツボに熱の刺激を与えることで、血流が良くなり全身の血の巡りが良くなります。
そうすると、自然治癒力(人間が本来持っている身体を治そうとする力)が高まり、膝の痛みを早く改善してくれるのです。
副作用が少ない上に、身体にいいツボへのお灸。
健康な身体を目指している方には本当にオススメの伝統療法なのです。
ツボにお灸をすえても膝の痛みが治らないときは?
「ここまで効果あると言ってるけれど、お灸なんて本当に膝の痛みに効果あるの?」
とまだ聞こえてきそうですが、簡単にできる治療法の中では本当に効果的です。
中には、長年整形外科や整骨院に通っていたけれど治らず、お灸をすえて治ったという患者さんもおられるぐらいです。
お灸は先ほどもお伝えしましたがどこの薬局に売っていて簡単にすえることができます。
膝の痛みでお悩みの方はこの5つのツボをぜひ今日からでもすえてみてください。
軽い膝の痛みならばお灸だけで簡単に解消されますよ!
ただ、膝の痛みがひどい状態だとツボにお灸をすえてもなかなか効果がでない場合があります。
そのような時は、膝の痛みをしっかりと治療してくれる治療院を見つけましょう。
膝の痛みがなかなか治らない方は、痛みに対して正しい対処法ができていないだけです。
まずは今日お伝えしたお灸を試してもらい、治らなければ身体のプロに任せる。
そうすれば、あなたの膝の痛みは必ず解消されますよ。
追伸
大阪にあるリーフはりきゅう整体院に膝の痛みを抱えた方が多く来院されます。
その時にいつも感じることが、膝の痛みが治らない原因を知らない方があまりにも多いということです。
痛みには必ず原因があり、その原因に対して正しい対処ができれば痛みは解消されるのです。
しかし、整形外科や保険適応の整骨院では、膝の痛みが治らない原因に対しての説明までしっかりしてもらえないのが現状です。
私はそういった方々を1人でも多く救ってあげたい。
そういう想いで、LINEにて個別で相談を受け付けております。
また、少しでも正しい情報を伝えるために、健康情報を無料で定期的に配信しています。
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