膝には骨と骨を結び関節の動きをサポートする「軟骨」が存在します。
軟骨は骨が受ける衝撃を和らげる作用もあり、膝関節の中でも重要な役割を担っています。
しかし、年齢とともに軟骨はどうしてもすり減ってきます。
すり減ってしまうと残念ながら元に戻ることはできません。
大事なのは今ある軟骨をなるべくすり減らないように維持することです。
そこで、このブログ記事では軟骨がすり減る原因と予防するための対策についてお伝えさせてもらいます。
- 1.軟骨がすり減る原因
- 2.軟骨がすり減らない為の対策
- 3.最後に、、
この記事の目次
1 軟骨がすり減る原因
大阪市住吉区にある【リーフはりきゅう整体院】
院長の笹原健太郎です。
軟骨が減少してくると関節に痛みが出る、曲げ伸ばしなどの動作がしにくくなるなど様々な症状が起こります。
ではなぜドンドンすり減ってのしまうか?
関節内でのトラブルを防ぐためにも原因についてしっかり理解しておきましょう。
1-1 膝関節への過度な負担
膝は足関節と股関節に挟まれた関節でどうしても負担がかかりやすいです。
その上、過度な労働やスポーツなどによる関節の酷使、捻挫やケガによる外的要因なども膝への負担が増してしまう原因となります。
普段運動しない人が筋肉を鍛えようとして激しい運動をすると、返って関節に負担をかけてしまいます。
運動不足を解消するなら急な筋トレや激しい運動は避けて、少しずつ動かすようにしましょう。
1-2 膝関節以外の影響
膝の軟骨が擦り減るのは膝だけが原因とは限りません。
股関節や足関節などの動きが悪い、下半身の骨格(特にO脚)、上半身の歪みなどが原因になることもあります。
O脚はひどくなればなるほど内側の軟骨が擦り減りやすくなります。
また、股関節や足関節の動きが悪くなると、その二つの関節による地面からの衝撃の緩和や動作時の関節の動きがなくなるため負担がすべて膝にかかってしまいます。
膝の軟骨に負担をかけない為にも、膝だけを見るのではなく身体全体の状態をみてどこが影響しているのかを判断する必要があります。
1-3 生活習慣の乱れ
軟骨が擦り減る原因は不規則な生活習慣も影響します。
あなたはどのような生活習慣を過ごされていますか?
不規則な食生活、運動不足、座りっぱなし、立ちっぱなし、睡眠不足などなど様々な要因が影響してきます。
膝に限らず腰痛や肩こりなど様々な症状は生活習慣の乱れからきていることがあります。
なので、症状を改善するためには不規則な生活習慣を変えていくことも重要になってきます。
この文章を見てドキッとされた方はぜひ1つずつでいいので見直してみましょう。
2 軟骨が擦り減らないための対策
残念ながら擦り減った軟骨がもとに戻るということはありません。
軟骨の状態を維持するために重要なのは、日常の中で軟骨に負担をかけないということです。
なので、軟骨が擦り減ているから病院、薬ではなく、日々の生活の中で膝に負担をかけないように気を付けることです。
まず大事なのが、適度な運動やストレッチをする習慣をつけることです。
筋肉は適度に使わないと柔軟性が低下し硬くなってしまいます。
すると筋肉によるクッション作用が低下し、地面からの衝撃をもろに受けてしまいます。
その上血流や代謝が悪くなることでさらに筋肉が硬くなるといった悪循環になります。
運動やストレッチは筋肉の柔軟性や筋力の維持、関節の動く範囲を広げる効果があります。
薬などに頼るのではなく、痛くない範囲で動かすことで自分で膝を守る習慣を身につけましょう!
3 最後に、、
いかがでしたか?
「自分の膝の軟骨は擦り減っていないかだろうか、、」と心配な方多いですよね。
最後に私が伝えたいのは、軟骨が擦り減ったらもう膝はダメなんじゃないかと思わないでください。
当院に来院される方でも最初このような不安を抱えている方が多いです。
「整形外科で膝が変形しているから痛みが出るのは仕方ないと言われました。私の膝はもう治らないんでしょうか、、」
病院でこう言われたら愕然としますよね。
でも大丈夫です、あきらめないでください!
膝の痛みの原因が膝の軟骨であることはほとんどありません。
なので、膝の変形があっても膝は必ず良くなります。
だだ、軟骨が擦り減らない為にもしっかりケアするように心がけましょう!